オタワ愛徳修道女会
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今日の祈り

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回勅 ラウダート・シ

「もったいない。捨てたくない。」から、思いつくままに


毎日飲むコーヒー、その滓を他の残滓と一緒にコンポストに入れていたのですが、ある時新聞で、「東京のビルの屋上で畑を作っている。」という記事を読み、早速やってみようと始めてみました。新聞に書かれていたことは、

段ボール箱に新聞紙を敷く。
腐葉土 700g 米ぬか 500g(5:3の割合) (あればアロマオイル数滴) ここに一日当たりコーヒー滓500gを入れ、シャベルで混ぜ、タオルか古布をかぶせて風通しの良い所に置く。コーヒー滓がなくても1日1回混ぜる。約3か月なるべく継続する。発酵が進むと箱の中の温度が上昇する。水分が多くなった中身の温度が上がらない場合、米ぬか大匙一杯位足し、乾いた状態の時は少量の水を足す。作ってから3か月位発酵期間。その後土に混ぜる。

このようなことが書かれていたと思います。私のしていることは適当ですが、修道院の裏庭の小さな畑の土に入れています。

弘前修道院に派遣された時に、道端の姫リンゴの木が可愛らしい実をつけているのを見て、ジャムを作りたいと思いました。「そんなもの誰も食べやしないよ。」と土地の人に言われましたが、戦中戦後の食糧の乏しい時に子供時代を過ごし、ザリガニやイナゴ、木の実、草等食べられるものは何でも食べたことを経験している私には、「もったいない」「捨てたくない」思いが頭をもたげてくるのです。姫リンゴのジャムも作ってみるととても美味しく出来ました。

みかん類も食べた後の皮は、厚めのものはママレードを作り、薄いものは庭の紫陽花の根元に入れます。紫陽花は酸性の土では花が青くなり、アルカリ性の土では赤っぽくなりますので、大好きな紫陽花のために「きれいな花を咲かせてね。」と話しかけるように、そっと入れているのです。

東仙台修道院 シスターT.

  • コーヒー滓コーヒー滓
  • 肥料にしよう肥料にしよう
  • もう少しだなもう少しだな

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