
ある日、私が昼食を終えて保育に戻ると、子どもたちが昼食を終える頃でした。
A君(2歳5か月児)が私に「ゆみえ先生、ご飯食べた?」と聞いてくれました。
「ありがとう、食べたよ。A君は美味しかった?」と楽しい会話をしました。
心に何とも言えない温かい心地よさが拡がりA君が、私に「ご飯食べた?」と気遣って
くれた優しさに、喜びと感謝が湧いてきました。
ご自分を、小さい人(A君)において現わしてくださった神に感謝!
その場にいた同僚Kさんは「A君の『ご飯食べた?』と言うのを聞いたとき、すごく優し
いなあと思って、ジワーとなったの、私。」と話していました。
「ご飯食べた?」 主は生きる糧を心に留めてくださっている。
A君を通して、主イエスの私たち一人ひとりに対する優しい配慮を味わいました。
主は、教えを聞くために集まっている群衆の疲れや空腹を心配して、パンを増やす
奇跡を行い、群衆に食べさせて、皆に生きる力を与えられました。
神の国がここにある
同僚KさんもA君の言葉を耳にして、彼の優しさにジワーとなったことを、子どもの
昼寝中にとても幸せそうな表情で伝えてくれました。二人で共感し合い、喜びも大きく
なりました。神の国は、小さな種が、私たちの知らないうちに芽生え成長していく。あ
あ、今、A君の言葉によって、ここに神の国がポッと生ま
れた、神の国の雰囲気が、私たちを生かしてくれている、
大切にしようと心に思いました。
Sr Y・T
日本管区本部修道院
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