
ふきのとう 春の香りに 舌つづみ
春の風 腰をかがめて 苔毟る
せつ
修道院の本棚を何気なく見ていましたら、昔カウンセリングの勉強で講話を受けたことのある河合隼雄先生の名前が目にとまり、なつかしくなって「こころの処方箋」を読み始めました。
その中に「ふたつよいこと さてないものよ」 ひとつよいことがあると、ひとつ悪いことがあるとも考えられる。という文章がありました。良いことばかり、悪いことばかりではないのです。
自分の生涯を振り返ってみても様々なことがありましたが、たくさんの嬉しい体験や楽しい体験も、辛い体験も悲しい体験もあり、後になってからあの体験があって今の私があるのだと気づき、感謝したくなりました。
私は年齢と共に身体にいろいろ障害が出てきて、昨年は思いがけなく入退院を繰り返し、いまだにその後遺症に悩まされています。登山をしたり、日常の歩き方も早かった若い時のことが思い出され、「こんなはずではなかった」とふと思ってしまうこともあります。
けれど、入院・退院、そしてリハビリを続ける中で、たくさんの人のあたたかい心にふれることができ、感謝の心でみたされて、神さまに感謝したくなり、他の人に対して自分もそうありたいとつくづく思う今日この頃です。 Y・T
日本管区本部修道院
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